習慣的に自転車に乗ることで脚全体の筋力が高まり、いつまでも若々しい身体づくりが期待できます。

自転車の乗車姿勢はサドルやハンドルで体重を分散させるため、ウォーキングやジョギングと比較して膝関節に負担をかけにくく、また運転中は立ちこぎなどもおり交ぜながら、大きな筋力を発揮しています。

そのため脚の筋力向上にとても良い影響があり、実際下記の70歳前後の自転車運動をしている方とそうでない60〜65歳の方の比較データでも、酸素を体内に取り込む力、膝を曲げ伸ばす力、椅子から立ち上がる力のいずれにおいても日頃自転車に乗っていない人に比べて高い数値を示しました。自転車は習慣的に乗ることでアンチエイジングにも効果が期待できる運動であると言えます。

 

自転車愛好者の血糖値はほぼ正常、気になる中性脂肪やコレステロールも基準値となっています。

身体づくりに効果がある自転車運動、血液に関してはどうなのでしょうか。下記は日常的に自転車利用をしている70歳前後の中高年の方の血液のデータですが、これを見ると＜糖質関連＞、＜脂質関連＞のいずれにおいても平均が正常範囲で、多くの方が正常値範囲内の数値となっています。

これら5つの項目はメタボリックシンドロームに関わるもので、この血液検査の結果を見ても、自転車運動がメタボ対策に良い効果を導くことは間違いないと
考えられます。

有酸素運動は血液中の脂肪酸の消費や中性脂肪の分解を進めると言われており、日常生活の中で手軽に運動できる自転車はよりメタボ対策に取り入れやすいと言えます。

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店主

参照元：Cyclingood vol.6